ホーム>新着情報>院長日記>リンパとは?
院長日記

リンパとは?

リンパと云えば、リラクゼーション系のマッサージサロンやエステティックサロン等でのリンパマッサージを思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが、当院でもリンパに働きかける施術を行っております。リンパが滞るとむくみや冷え、痛み等が発生します。最近当院へご来院されるお客様の傾向として、特にふくらはぎのむくみでお悩みの方が多いようです。ふくらはぎのむくみには、リンパマッサージがとても効果的です。そこで、きょうはリンパについて考えてみたいと思います。

リンパの由来は、ラテン語の「lympha」で、「きれいで澄んだ水」や「泉などから湧き出る水」といった意味があるそうです。全身に網の目のように張りめぐらされたリンパ管や、その中継地点であるリンパ節、リンパ管の中を流れるリンパ液など、これらのネットワークを総称して「リンパ」と呼ばれています。リンパ管は、血管と同じように全身に張り巡らされています。血管は、心臓から体の隅々に酸素と栄養素を送る動脈(行き)と、二酸化炭素を含んで心臓へ戻る静脈(帰り)がありますが、リンパ管には帰り道しかありません。また、血液は心臓のポンプ作用によって血管中を流れるのに対し、リンパ管は、自発的に収縮する機能によってリンパ液を流しています。ただし、心臓のような強力な機能ではないため、その流れは穏やかです。そのため、周囲の筋肉の収縮によるポンプ作用が、リンパ液を流す働きをサポートしています。血液とリンパ液の成分はとても似ています。リンパ液は、血漿(けっしょう)に由来する無色透明の液体です。ただし、血漿に比べてタンパク質の量が少なく、白血球の一種であるリンパ球が含まれています。このように、リンパ液は血漿の一部であり、赤血球が含まれていないため「白い血液」とも呼ばれています。

リンパの流れるしくみ

リンパ管は、静脈に寄り添う形で全身に分布していますが、その分布は左右対称ではなく、体の左側と右側では異なる経路を持っています。

リンパ画像北越谷整体センター☜図参照(クリックすると大きく表示されます)

左側のリンパ液は、両足先から始まり足の付け根に向かって流れて行きます。そして、足の付け根のリンパ管は、骨盤内のリンパ管と合流し「腰リンパ本幹」になります。「腰リンパ本幹」は、腸からのリンパを集めた「腸リンパ本幹」と左側の胸管の始まりの部分で合流し、更に太いリンパ管になります。腰リンパ本幹と腸リンパ本幹が合流する際、小腸から吸収された脂質も流れ込み、元々半透明であるリンパ液が乳白色になります。この合流地点のことを「乳び槽」と呼びます。そして、乳び槽は、左側のリンパの本管である胸管につながっていき、左鎖骨下にある左静脈に入ります。

一方、右側のリンパ液の流れは、右腕と右上半身、右頭部の末端から始まり、頚部リンパ節や腋窩(えきか)リンパ節を通って最終的には、右リンパ本幹という太いリンパ管になり、右鎖骨下にある右静脈に入ります。このように、右側のリンパは左側のリンパに比べ、とても狭い範囲を担当しています。リンパ管を通って静脈に入るリンパ液の量は、1日当り3~4ℓほどで、心臓から拍出される血液のわずか2,000分の1です。そして、心臓から出て行った血液が体の中を一周して再び心臓に戻ってくるまでにかかる時間は、30秒~1分であるのに対して、リンパ液が足先から左鎖骨下の静脈にたどり着くまでにかかる時間は8~12時間といわれ、リンパ液の循環はとてもゆっくり行われています。ちなみに、心臓は1分間に約5ℓの血液を全身に送り出しています。1日に換算すると約7200ℓ。リンパ液は1日3~4ℓなので、血液の約2000分の1ということになります。

 

リンパの役割は?

リンパには、大きく分けると「余分な水分と老廃物の回収」「老廃物のろ過機能」「免疫機能」の3つの役割があります。それぞれの役割について、日本成人病予防協会監修「予防医学学術刊行物ほすぴ141号」より、抜粋してご紹介いたします。

  • 余分な水分と老廃物の回収

心臓から送り出された血液が末端の毛細血管(動脈)にたどり着くと、血漿の一部が染み出します。すると、細胞が染み出た血漿から栄養分を吸収します。そして、細胞に吸収されなかった水分などの成分の内、約90%は毛細血管(静脈)に回収され、残りの約10%は毛細リンパ管に流れ込みます。このリンパ管に流れ込んだ液体をリンパ液といいます。毛細リンパ管は毛細血管と共に皮膚のすぐ下にあり、毛細血管の直径が8~10㎛(1㎛=1/1000㎜)であるのに対し、毛細リンパ管は20~75㎛程の太い管です。(ちなみに、日本人の髪の毛の太さは平均80㎛といわれています)通常、老廃物は毛細血管を通じて静脈に取り込まれ、心臓まで戻ります。静脈を通る血液とリンパ管を通るリンパ液は、老廃物の回収と運搬という同じ働きをしますが、大きな違いは老廃物の大きさにあります。リンパ管は、血管に回収しきれなかった大きなゴミを回収しているのです。また、リンパ液は、体の中の脂肪の運搬や組織液に混ざっている傷ついた細胞、がん細胞、ウイルスや細菌などの異物も集めて運搬します。このようにリンパ管は、下水(老廃物を含んだリンパ液)を運ぶ「下水道」のような役割を果たしているのです。そして、リンパ管の途中には汚れた水をきれいにするリンパ節と呼ばれる「下水処理場」もあります。

  • 老廃物のろ過機能

リンパ液には、タンパク質、脂質などの栄養素のほか、乳酸やアンモニア、尿酸などの老廃物も含まれます。リンパ管にはところどころにリンパ液のろ過装置であるリンパ節があり、それらの老廃物をろ過する機能があります。リンパ節の形は、やや扁平なソラマメ状で、直径約1㎜と小さいものから、2.5㎝位の大きいものまであり、体の部位によって数もさまざまです。リンパ節は鎖のように連なり、人間の体に平均650個と多く分布しています。また、体の表面の近いところにもたくさん集まっており、後頭部の髪の毛の生え際、耳の前後、首筋、脇の下、そけい部、足の付け根などに多く見られます。リンパ液は、リンパ節を通過するたび、リンパ節にある細かいで老廃物が取り除かれていきます。その後、リンパ液は再び静脈に入り、きれいな状態で心臓へと戻っていきます。このように、リンパ節は不要な老廃物をろ過して、体内の体液をクリーンにする重要なシステムでもあります。

  • 免疫機能

私たちが普段意識せずに吸っている空気や、毎日口にしている食べ物には、無数のウイルスや細菌が含まれていますが、めったなことではそれらには負けません。その理由は、私たちの体にはこれらの外敵に対し、体を守るために戦う防衛システムがあらかじめ備わっているためです。中でも、血液中の白血球は免疫細胞として生体を防御するために働いています。白血球には、リンパ球、単球、顆粒球と複数の細胞があり、中でも、リンパ球は「免疫」の主役です。リンパ液の流れの関所のような存在であるリンパ節には、このリンパ球が待機しています。リンパ液によって運ばれてきたウイルスや細菌は、リンパ球のT細胞、B細胞、NK細胞によって分解処理され、死滅します。さらに、抗体もつくられ、次に同じ病原菌や細菌が体内に浸入してきた時、それらの情報を記憶し、すぐに反応できるように準備しています。例えば、風邪をひいてのどが痛い時に、あごの後ろや首のリンパ節の部分が腫れ、触るとぐりぐりとしたしこりのようなものを感じることがあります。これは、リンパ節の中でウイルスとリンパ球の戦いが行われているのが、見たり触ったりできるかたちで現れた状態なのです。また、リンパ節には、最前線でウイルスや細菌と戦うリンパ球のほかに、リンパ球が退治したウイルスや細菌の残骸を食べてくれる掃除担当のマクロファージがいます。マクロファージは掃除担当の他にもウイルスなどが体内に浸入した際に、体温を上げるように指示する大切な任務も担っています。(以上、抜粋)

リンパと免疫の関係

以上のことから、「リンパは、私たちの体を守る上で、とても大事な役割を担っている」ということがお分かりいただけたのではないかと思います。リンパが滞るとむくみや冷え、痛み等が発生するばかりか、免疫機能が低下すると、ありとあらゆる病気になってしまう危険すらあるのです。したがって血液やリンパの流れをスムーズに流すために、適度の運動やマッサージがとても大事であるということになるのです。

「腸を整えれば、免疫力もアップし病気知らずの体になる」とは、腸内研究の第一人者東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生です。また、「免疫病は怖くない」こちらは、私が尊敬する医学博士 西原克成先生の著書のタイトルです。いずれも、「免疫力を落とさないためにも、万一免疫力を落としてしまったとしても、腸を整えてあげることがとても重要である」と力説されています。

そのためには、腸をはじめとした内臓へのアプローチで諸症状を克服する当院の「内臓療法」(内臓マッサージ)が、とても威力を発揮することになるのです。むくみや、冷え、痛みなどでお悩みの方は、当院の「内臓療法」(内臓マッサージ)を是非お試しください。

当院の整体(施術)は、痛みやゆがみのある部位のみを施術する西洋医学特有の対処療法ではなく、その症状の根本原因である内臓へのアプローチに始まり、骨格をポキポキすることなく、全身の筋肉をソフトにほぐす痛みのない施術です。

 

(参考関連記事)

内臓マッサージで腸すっきり!!

免疫病は怖くない

ふくらはぎのむくみや冷えに!!

内臓療法とは?

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.seitaicenter.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/316

ページ上部へ